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不器用で落着きのない技術者のメモ

bkノートがおもしろい!

ブログよりもっと気軽に文章を書く方法はないかと思い、 Google+bkノートというページを実験的に作ってみました。すぐ飽きるかと思いきや、今のところ続いているので、もう少し続けてみたいと思います。

http://0xcc.net/blog/archives/000229.html

高林さんがはじめられたbkノートが面白い。個人的には「ブログよりもっと気軽」なネタが結構好きなのだ。雑談や飲み会の場で面白い話やアイデアが出ることって結構ある気がするし。「重要なことはたばこ部屋で決まる(?)」とか聞いたことがあるようなないような。とにかくそういうネタを読めるのでbkノートにはまっている。

たとえば、こんな記事があった。

ビルドという難物

ある程度規模の大きい C/C++ のプロジェクトの頭痛の種のひとつがビルドだ。ソースコードから実行ファイルやライブラリを作るするだけなのに、なぜかやたら複雑になりがちだ。気づくとビルドのトラブルで何時間も費やしていたりする。どうしてこうもややこしいのだろうか?

一番物事をややこしくするのはクロスプラットフォームの対応だろう。Windows, Mac, Linux など各種のプラットフォームに対応したプロジェクトでは、ビルドの複雑さはとんでもないことになる。プラットフォームによって、コンパイラの種類も違えば、使えるライブラリも違う。あらゆる流儀が少しづつ異なるのだ。

デバッグビルドとリリースビルドで最適化のオプションを変えたり、オープンソース版と製品版でアイコンを切り替えたりなど、ビルドのコンフィグレーションが何通りもあることも複雑性を増大させる。やり方が何通りもあると、ちょっといじっただけで何かが壊れたりするものだ。

...

https://plus.google.com/101463981287086074128/posts/8PKRpu6hbfD

いろんなプラットフォーム上で動く製品を後方互換を意識しながら開発したり、バグ修正したり、ビルドしたり、テストしたりするのってさぞかし大変だろうな、自分なら気が狂いそうになりそうだなとか想像していたが、「へ〜、そうなんだ」と思いながら楽しく読ませていただいた。そこについているコメントも面白い。

この記事とかも面白いです。

タイピングが速いプログラマは腕が立つ説

先日の話。ややこしいコードにどうやって変更を加えたものかさんざん考えても名案が思いつかず一旦あきらめ。識者に助言を仰ごうと、その辺のコードに詳しいエンジニアのところに質問しにいったところ、質問を話し終える間もなく「ああ、そいうことはこうやるんだよ」といいつつ、問題のファイルを開いてズダダダとものすごいスピードでなにやら打ち始めた。

「ここはとりあえず、ペンディングというステータスを返しといてさあ(ズダダダ)、何でもいいから別スレッドに(ズダダダ)ポストアンドリプライで仕事を投げといて、新しく作ったステートのこのラベルのところにさあ(ズダダダ)、こうやってワーカープールから飛ばした(ズダダダ)コールバックでまた状態投げてループに戻せばいいわけ(ズダダダ)。このステートマシンはこういう感じで(ズダダダ)非同期な処理をやりやすく(ズダダダ)してあるからさあ(ズダダダ)いったん飛ばしても、すぐもどってこれるわけ(ズダダダ)。まあとりあえずこんな感じで(ズダダダ)スケルトンができるから(ズダダダ)」

...

https://plus.google.com/101463981287086074128/posts/fMwWWp3dvam

内容も面白いし、文章も面白い。
id:coji さんがブクマされたのが twitter に流れていてbkノートの存在に気付いたが、面白くて通勤電車のなかで全記事を読んでしまった。


最近、ブログや twitter でほとんどの人は興味のなさそうなことをずらずらと書くのを控えようかとか考えていたとこだったので、bkノートにインスパイア*1されて Google+abnote というのをはじめてみた。

*1:「インスパイア」って言葉を使ってみたかったw