JAWS DAYS 2014@ベルサール新宿グランドに行ってきた。参加者は1000人を超えていたらしい、スゲー。
きっかけ
参加したセッション
Immutable Infrastructure by 伊藤 直也さん
- 「Immutable」は「不変な、状態を持たない、廃棄可能な」という意味。
- 2013年6月23日に「情熱プログラマー」著者のチャド・ファウラー氏が「Trash Your Servers and Burn Your Code: Immutable Infrastructure and Disposable Components」というブログ記事を書いて以降、「Immutable Infrastructure」という言葉が使われるようになった。
- 仮想化、クラウド、Infrastructure as Code により、ハードウェアをソフトウェアとして扱えるようになり、インフラをコードで記述できるようになった。
- コードで記述できるのでインフラのバージョン管理やCI(継続的インテグレーション)が可能になり、アプリケーション開発のフローをインフラの世界に持込めるようになる。アプリケーションがポータブルになるというメリットもある。
- Immutable Infrastructure は昨今のサーバー/インフラパラダイムの集大成で、いろいろな概念、実装がこの考え方に集約されていく。
- 「Immutable Infrastructure」という言葉は目にするけど意味を知らなかった自分には以下のブログ記事の説明がわかりやすかった。
Immutable Infrastructureとは「Immutable(不変な)」の意味通り「一度セットアップし運用中のサーバは変更をしない」という運用スタイルです。サーバの設定変更などをしたい場合は、現在運用している環境(サーバ群)を変更せずに、まったく新しい環境を用意し、環境の設定変更が終わったら、ルータやロードバランサ等で新しいサーバ群に切り替えるというものです。
「Blue-Green Deployment」が、新しくサーバの設定をする度に「ブルー」と「グリーン」の環境を入れ替えるのに対し、Immutable Infrastructureは、新しい環境(サーバ群)を立ち上げ切り替えた後は、元々可動していた環境は削除します。
今年流行りそうな「インフラエンジニア」向けトレンドのまとめ その1 (Blue-Green DeploymentとImmutable Infrastructure編) | P2P today ダブルスラッシュ
Benchmarking on AWS (AWSクラウド上でのパフォーマンス評価の極意) by Robert Barnes
- 実際に使うアプリケーションによるベンチマークがベストで、良い AMI を使うなどクラウド特有の考慮も必要。
- SPEC CPU2006 や fio など適切なツールを使って適切なベンチマークをとる必要がある。よく間違ったベンチマーク結果を見かける。
- 具体的なコマンドレベルまで説明されていて、悪い例と良い例など紹介されていて参考になりました。
- 内容はBest Practices for Benchmarking and Performance Analysis in the CloudやBest Practices for Benchmarking and Performance Analysis in the Cloud · newhavenrb/conferences Wiki · GitHubに近い内容でした。
「I/Oを極めろ!」 I2インスタンスパフォーマンス by 松尾 康博さん & 松本 大樹さん
AWSクラウドデザインパターン for Enterprise by 玉川 憲さん & 片山 暁雄さん
- エンタープライズでもクラウド使えるなと思いました。
- リアル片山さんを見たのは4年位前の Seasar Conference の後の飲み会以来。
- 帰りにAmazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド買いました。
Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド
- 作者: 玉川憲,片山暁雄,鈴木宏康
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/08/02
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 188回
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イベントとしてよかったこと
- JAWS DAYS 2014 - JAWS-UG | Doorkeeper でカジュアルに申込みができて、参加費は当日払いでもOK。
- 各セッションはパーティションで区切られているだけで、ぶらぶら歩きながら後ろからどんな感じか覗ける。
- Track2: Immutable Infrastructure はすごい人気でずっと立見の山ができていた。
- 先着500名ランチ弁当無料配布。普通にうれしかったが、冷静に考えると1000人以上も集まったイベントなので、これがなかったら近所のコンビニやごはん屋さんは激混みになっていたと思う。→ 先着順でランチのお弁当無料配布決定! | JAWS DAYS 2014
- 飲み物(お茶)無料配布(こちらは人数制限なし)。
- ジョブボード(求人票)が設置されていた。AWS、Amazon やその他の企業の求人情報が見れて興味深かった。
発表者と参加者
- 発表者も参加者も多種多様で面白かった。以下のように多種多様な人が参加している印象。
- [twitter:@yoshidashingo]さんが運営とかパネルディスカッションとかされてた(スゲー)。
- 本やブログを愛読している id:naoya さんや id:stanaka さんの実物を初めて見た。
- 話したことはほぼないが前職が同じ id:con_mame さんがパネルディスカッションとかされてた。
- id:antipop さんの twitter のプロフィール写真が本人写真だと知った。存在感すごかった。
- 数人の知り合いもいて、いろいろ話せて楽しかった。