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不器用で落着きのない技術者のメモ

ストレージの機能を使ったバックアップ

ストレージの機能を使うと圧倒的に速いらしいので使わない手はないと思う。
正ボリュームから副ボリュームにスナップショットまたはミラーして、後はゆっくり副ボリュームからテープ等にバックアップすればよい。「Disk to Disk to Tape(D2D2T)」と呼ぶみたい。
スナップショット(copy on write)方式は正ボリュームのパフォーマンスに影響が出るので、スプリット・ミラーかクローンが良さそう。

種類

スナップショット(copy on write)
  • データ更新時に正ボリュームの更新前の部分データ(旧データ)のみを副ボリュームにコピーする。
  • スナップショットにアクセスすると、変更されていないブロックは正ボリュームを見に行くので、パフォーマンスに影響が出る可能性がある。
スプリット・ミラー
  • 通常運転中、正ボリュームから副ボリュームに同期される。
  • ミラーを切離すと正ボリュームの変更は副ボリュームに反映されない。
  • 副ボリュームにアクセスしても、正ボリュームのパフォーマンスには影響しない。
クローン
  • ディスクの物理構成は必ずしも同じでなくてもいいという点以外はスプリット・ミラーと同じ。
  • スプリット・ミラーとの違いがよくわからん。副ボリュームはちょっと劣るスペックにできるので、コスト面でスプリット・ミラーよりメリットがあるのかな。