- サーバー・サイド・ロードバランシングでの振分けは SCAN リスナーが行う
SCANリスナーは、クラスタを構成するすべてのOracleインスタンスが担当サービスと、負荷状況に関する情報を保持している。この状況で処理要求を出す場合、Oracleクライアントは、接続するデータベースサービス名を指定し、SCANリスナーにリクエストを発行するだけで済む。SCANリスナーが、各インスタンスの負荷状況を判断して、最適なOracleインスタンスの接続先をOracleクライアントに返すからだ。
http://it.impressbm.co.jp/e/2009/11/17/1445
- REMOTE_LISTENER は SCAN リスナー
P. 86
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/jp/database/oracle11g/doc/db11gr2_11.pdf
- REMOTE_LISTENER
- SPFILE で明示的に設定(SCAN)
- SCAN リスナーに対して、サービスを登録
- ACFS には NFS、CIFS でアクセス可能らしいが、CIFS って何?
Windowsネットワークでは、SMBというファイル共有プロトコルを利用している。これは下位にNetBIOSインターフェイスを利用するプロトコルであり、実際のトランスポート層としてはNetBEUIやNBT、IPX/SPXが利用できる。だがNetBIOSはネットワーク管理の点から見ると望ましくないので(複数のポートを利用するし、ルーティングも困難、ブロードキャストが多い、ほかのインターネット・プロトコルとなじまない、など)、TCP/IPをダイレクトに利用するCIFSというプロトコルが開発された。CIFSはWindows 2000以降のWindows OSで利用できる。
第20回 ファイル共有プロトコルSMB/CIFS(その1) (1/3):基礎から学ぶWindowsネットワーク - @IT
- ACFS では動的なボリューム管理をサポートしているって言うけど、何ができるの?
動的ボリュームは、従来のデバイス・パーティショニングに取って代ります。各ボリュームは個々に名前が付けられ、単一ファイルシステム用に構成できます。Oracle ADVMボリュームは、Oracle ASMディスク・グループ・ストレージからオンデマンドで作成され、必要に応じて動的にサイズを変更できます。これらの属性により、Oracle ADVMボリュームは、物理デバイスや関連のパーティショニング方式よりもはるかに柔軟です。
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56295/asmfilesystem.htm#CACHFACJ
- ACFS のスナップショットとは?
Oracle ACFSスナップショットは、Oracle ACFSファイルシステムのオンライン読取り専用ポイント・イン・タイム・コピーです。スナップショット・コピーは領域使用効率がよく、copy-on-write機能を使用します。Oracle ACFSファイル・エクステントの変更または削除前に、その現行値は、ファイルシステムのポイント・イン・タイム・ビューを保持するスナップショットにコピーされます。
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56295/asmfilesystem.htm#CACJGGBE
これは通常のディレクトリ/ファイルとしてlsやcatなどで中身を確認することができます。バックアップの中身がすぐに確認できちゃう、というのは便利ですよね。
ただ、これだけだとあくまでもスナップショットによる論理バックアップです。ファイルシステムの改ざんやミスオペレーション時の復旧は可能ですが、RAID損傷等の物理的な障害時には機能しないバックアップです。物理的な障害時にもバックアップできるように異なるH/W間でレプリケーションさせておくことが考えられます。
http://nkjmkzk.net/?p=1324
Oracle ASM Dynamic Volume Manager(Oracle ADVM)は、ACFSファイル・システムに加え、Linux のext3 など、サード・パーティのファイル・システムにも使用できる汎用ボリューム管理プラット フォームを提供する、ロード可能なカーネル・モジュールです。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/deploy/availability/pdf/twp_databaseha_11gr2.pdf
- OUI でインストール時に[セキュリティ・アップデートの構成]でメールアドレスや My Oracle Support のパスワードを入力するとどうなるか
「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス、できればMy Oracle Support(以前のOracleMetaLink)の電子メール・アドレスまたはユーザー名を入力します。セキュリティ更新を受信する場合は、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Support(以前のOracleMetaLink)のパスワードを入力します。「次へ」をクリックします。
Oracle Databaseクイック・インストレーション・ガイド
- fast recovery area とは?
制御ファイルのコピー、オンラインREDOログのコピー、アーカイブREDOログ・ファイル、フラッシュバック・ログ、Recovery Managerバックアップなどのリカバリ関連ファイルの格納のために使用可能なオプションのディスクの場所。 高速リカバリ領域内のファイルは、Oracle DatabaseおよびRecovery Managerによって自動的に管理される。 高速リカバリ領域の最大サイズは、ディスク割当て制限で指定できる。 以前はフラッシュ・リカバリ領域と呼ばれていた。
用語集
高速リカバリ領域の無効化
高速リカバリ領域を無効にする前に、すべての保証付きリストア・ポイントを削除してから、フラッシュバック・データベースを無効にする必要があります。 これらの前提条件が満たされると、DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータをNULL文字列に設定することによって、高速リカバリ領域を無効にできます。
RMANバックアップおよびリポジトリ・レコードのメンテナンス
- Oracle ASM用のディスクのスタンプとか言うけど、「スタンプ」って何?
Oracle ASMを使用してOracle Clusterwareファイルを格納する場合は、追加手順を1つ実行する必要があります。ディスク・パーティションを作成した後、Oracle ASMによって使用できるようにするには、ディスクにヘッダーをスタンプする必要があります。asmtoolg(GUIバージョン)またはasmtool(コマンドライン・バージョン)を使用して、手動でディスク・パーティションを構成できます。
クラスタ用Oracle Grid Infrastructureの標準インストール
- GSD のデフォルトの起動状態が OFFLINE なのはなぜ?
GSDリソースは、Oracle 9iデータベースが構成されていないクラスタ環境ではOFFLINEのままである必要があります。Oracle Clustewareスタックの再起動後、GSDリソースのステータスがONLINEに変更される場合があります。GSDリソースはONLINEのままでも問題ありませんが、このリソースが不要で(管理するOracle 9iデータベースがない)、このリソースをOFFLINEのままにする場合、推奨の回避策を実行してください。
Oracle® Databaseリリース・ノート
- OC4J のデフォルトの起動状態が OFFLINE なのはなぜ?
P.60
http://www.oracle.com/technology/global/jp/ondemand/otn-seminar/pdf/db11gr2_11.pdf
OC4J リソースは、RAC 11g R2 初期リリースでは利用されないため、デフォルトで OFFLINE
になります。
- OCR・投票ディスクをASMに置くことができる
Oracle Cluster Registry(OCR)および投票ファイルは、Oracle ASMディスク・グループに格納できます。
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56295/asmdiskgrps.htm#CHDBGAFB
P.46
http://otndnld.oracle.co.jp/products/jp/database/oracle11g/doc/db11gr2_13.pdf
- 11gR2でのOCR/投票ディスク管理
- OCR関連
- Oracle Clusterwareコンポーネントの管理
- Oracle Cluster Registryユーティリティ・リファレンス
- OCRディスクのミラーからのリカバリ方法 - うんちくメモ
- 11gR2より投票ディスクはOCRにバックアップされる
P.50
http://otndnld.oracle.co.jp/products/jp/database/oracle11g/doc/db11gr2_13.pdf
- 11gR2より投票ディスクはOCRにバックアップされる
- クラスタ構成変更(ノードの追加など)が発生するたびに、投票ファイルが新たにバックアップされる。
- 投票ディスクに障害が発生した場合、ディスク・グループ内でASMによって自動的に別のディスクにリストアし、解決
- 注意: 今後、投票ディスクのバックアップにOSのddコマンドを使用しない
- 投票ディスクが破損した場合は再作成で対応
- OCR の自動バックアップ
自動バックアップ: OCRのバックアップは、Oracle Clusterwareによって、4時間ごとに自動的に作成されます。バックアップが作成されるごとに、最後の3つのバックアップのコピーが常に保存されます。また、バックアップを作成するCRSDプロセスによって、毎日および各週の終わりにもOCRのバックアップが作成され、保存されます。バックアップの頻度またはOracle Databaseで保存されるファイルの数はカスタマイズできません。
Oracle Cluster Registryおよび投票ディスクの管理
(中略)
LinuxまたはUNIXシステムでバックアップが生成されるデフォルトの場所は、Grid_home/cdata/cluster_nameです。ここで、cluster_nameは、使用しているクラスタ名です。Windowsシステムでも、バックアップが生成されるデフォルトの場所には同じパス構造が使用されます。デフォルトのバックアップはローカル・ファイル・システム上にあるため、標準のオペレーティング・システムまたはサード・パーティのツールを使用して、OCRCONFIGユーティリティによって作成されたバックアップ・ファイルをオペレーティング・システム・バックアップの一部に含めることをお薦めします。
Oracle Clusterware 11gリリース2(11.2)以上では、Oracle RACをデプロイする場合には、クラスタ内のすべてのノードで時刻の同期が必要です。 時刻を同期させるための手段は2つあります。オペレーティング・システムに構成されているネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)と、Oracleクラスタ時刻同期化サービス(ctssd)です。 Oracleクラスタ時刻同期化サービスは、Oracle RACデータベースからNTPサービスにアクセスできない組織のために設計されています。
クラスタ用Oracle Grid Infrastructureの拡張インストール前の作業
表3-1 Oracle ClusterwareおよびOracle RACでサポートされている記憶域オプション
クラスタ用Oracle Grid InfrastructureとOracle RACの記憶域の構成