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不器用で落着きのない技術者のメモ

Oracle Grid Infrastructure のインストール・オプションの選択

Oracle Grid Infrastructure をインストールする際のステップ 1/8 の[インストール・オプションの選択]の選択肢の意味を調べてみた。

  • クラスタ用のGrid Infrastructureのインストールおよび構成

Oracle Grid Infrastructureは、Oracle Clusterwareおよび自動ストレージ管理で構成されます。

クラスタ用Oracle Grid Infrastructureのインストール

2ノード以上のクラスタにGrid Infrastructureをインストールし、クラスタを構成する。

このチュートリアルでは、Oracle Grid Infrastructureをスタンドアロン・サーバーにインストールする方法について説明します。 Oracle Database 11g Release 2のGrid Infrastructureは、Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)とOracle Restartを使用するために必要です。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/obe/11gr2_db_prod/install/gridinstss/gridinstss.htm

3.6 スタンドアロン・サーバー用のグリッド・インフラストラクチャのインストールおよび構成
Oracle Restartをインストールしてデータベースを作成すると、データベースは自動的にOracle Restart構成に追加され、必要に応じて自動的に再起動されます。ただし、Oracle Restartをインストールしたホスト・コンピュータにデータベースがすでに存在する場合、データベース、リスナー、自動ストレージ管理(Oracle ASM)インスタンスおよびその他のコンポーネントOracle Restart構成に手動で追加する必要があります。

インストレーション・ガイド
  • Grid Infrastructureのアップグレード

D.1 ClusterwareおよびOracle ASMをグリッド・インフラストラクチャにアップグレードする際の制限
Oracle ClusterwareおよびOracle ASMで構成されるOracle Grid Infrastructure環境へのアップグレードには、次の制限と変更点があることに注意してください。

  • 既存のOracle ClusterwareインストールをOracle Grid Infrastructure 11gにアップグレードするには、現行のリリースが10.1.0.x、10.2.0.3、10.2.0.4、11.1.0.6または11.1.0.7以上である必要があります。
  • 既存のOracle ASMインストールをOracle Grid Infrastructure 11gリリース2(11.2)にローリング・アップグレード方式でアップグレードするには、現行のリリースが11.1.0.6または11.1.0.7以上である必要があります。
  • ローリング・アップグレード中にクラスタにノードを追加することはできません。
  • Oracle ClusterwareおよびOracle ASMのアップグレードは、常にアウトオブプレース・アップグレードで行われます。Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2(11.2)では、Oracle ClusterwareおよびOracle ASMのインプレース・アップグレードを既存のホームに対して実行することはできません。
  • Oracle ASMとOracle Clusterwareの両方がOracle Grid Infrastructureホームで実行されます。
  • 1つのサーバーで一度にアクティブにできるOracle Clusterwareインストールは1つのみです。Oracle Clusterware 11gリリース2(11.2)へのメジャー・バージョン・アップグレード中、Oracle Clusterware 11gリリース2(11.2)ホームにあるソフトウェアは、アップグレードが完了するまで完全には機能しません。最終的にrootupgrade.shスクリプトが実行され、すべてのノードでアップグレードが完了するまで、Oracle Clusterware 11gリリース2(11.2)ホームからのsrvctl、crsctl、その他コマンドの実行はサポートされません。グリッド・インフラストラクチャのアップグレード中に旧バージョン(リリース10.xまたは11.1)のOracle Databaseを使用してデータベースを管理するには、既存のデータベース・ホームでsrvctlユーティリティを使用します。
Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2へのアップグレード方法
  • Grid Infrastructureソフトウェアのインストールのみ

ソフトウェアのみのインストールは、クラスタ・バイナリ用Oracle Grid Infrastructureを指定したノードにコピーするだけです。すべてのノードでのクラスタOracle Grid InfrastructureおよびOracle ASMの構成、クラスタへのノードの追加は、インストールの完了後に手動で実行する必要があります。

Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのソフトウェアのみのインストールを実行する場合は、クラスタのメンバーになる各ノードでソフトウェアをインストールした後、手動での構成手順をいくつか実行し、Oracle Clusterwareを有効にする必要があります。

インストレーション・ガイド


以下のPDFの資料「Oracle Database 11g Release 2 Oracle Grid Infrastructure インストール」が素晴らしい。
インストールオプションによる違いがわかりやすく説明されている。