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不器用で落着きのない技術者のメモ

man コマンドの使い方

  • マニュアルを見る
man ls
  • ページャが less の場合
<↑>: 1行上に進む。
<↓>: 1行下に進む。
<PgUp>: 1ページ上に進む。
<PgDn>: 1ページ下に進む。
/検索文字列: 検索する。
q: 終了する。
  • ページャが more の場合(ページャが less の場合でも使える)
h: ヘルプを表示する。
<space>: 1ページ先に進む。
d: 1ページ先に進む。
b: 1ページ前に戻る。
<enter>: 1行ずつ前に進む。
/検索文字列: 検索する。
q: 終了する。
  • セクションを指定してマニュアルを見る。
man 3 getopt
  • man のセクション
    • セクション番号を指定しなかった場合、もし与えられた用語が2つ以上のセクションに現れる場合、デフォルトではセクション番号のもっとも小さいマニュアルページが表示される。
    • もしそれ以降のセクションのマニュアルページを表示したければ、コマンドでセクション番号を指定する必要がある。
1. 実行プログラムまたはシェルのコマンド
2. システムコール
3. ライブラリコール
4. スペシャルファイル
5. ファイルのフォーマットとその規約
6. ゲーム
7. マクロのパッケージとその規約
8. システム管理用のコマンド
9. カーネルルーチン
  • man の見出し
    • 名前(NAME): マニュアルページの対象の名前である。通常はコマンドかファイル名と、それについての簡単な説明文が書かれている。
    • 書式(SYNOPSIS): そのマニュアルページが対象とするコマンドを呼び出す際に使われる構文の概要が書かれている。
    • 説明(DESCRIPTION): 読者が主題をより深く理解できるよう、主題についてより詳しく説明しており、使い方やその他の全般的な理解を与えるための詳細情報について書かれている。
    • オプション(OPTIONS): コマンドを実行する際に利用できるオプションが説明されている。
    • ファイル(FILES): そのマニュアルページのトピックに関係のあるファイル、例えば設定ファイルなどについて説明している。
    • 関連項目(SEE ALSO): 他の関連情報を見つけられる場所のリストが列挙されている。通常は、そのマニュアルページの主題に関連のある情報を掲載している、他のマニュアルページを挙げている。
    • バグ(BUGS): そのマニュアルページのソフトウェアに存在する既知のバグが説明されている。一部の商用ソフトウェアベンダーとは異なり、オープンソースソフトウェアの開発者は自分たちのアプリケーションに存在するバグについてあけすけに、詳しく説明する傾向がある。その結果、バグの項目では、現状の問題について驚くほど詳しい議論が行われていることも多い。一部には、「肥大しすぎている」というような項目までバグとして挙げているマニュアルページもある。
    • 作者(AUTHOR)あるいは、履歴(HISTORY): そのマニュアルページのソフトウェアを誰が書いたか、あるいは誰がその開発に貢献したかという情報が書かれている。この部分には、それらの開発者の連絡先が書かれていることも多く、もし彼らの仕事を褒めたいと思えば直接彼らと連絡を取ることもできる(あるいは、そのソフトウェアが本当に好きならば、送金したくなるかも知れない)。それらの開発者から直接助けを得られる可能性もあるが、その場合には彼らは本物の仕事と生活を持っている本物の人間であり、質問に答えるために彼らの時間すべてをつぎ込むことはできないのだということを覚えておいて欲しい。特に、その答えがウェブを検索すればすぐ分かるようなものである場合には。
  • aproposコマンド
apropos hoge # ← 「hoge」という単語を参照しているマニュアルページの検索結果を表示する
  • その他 man の使い方を調べる
man man