Oracle9iR2 on HP-UX の負荷計測時に取得する情報

• OS
  • CPU使用率
    • vmstat
      • us: ユーザモードで使用したCPU時間の割合。
      • sy: システムモードで使用したCPU時間の割合。
      • id: CPU が使用されていなかった時間の割合。
  • メモリ使用量
    • vmstat
      • avm: 使用している仮想メモリ容量。単位はページ(4096byte)。
      • free: 空きメモリ容量。単位はページ(4096byte)。
  • Disk I/O
    • sar -b*1
      • bread/s: ディスク (その他のブロックデバイス) からバッファキャッシュに対する 1 秒あたりの物理的な読み取り件数。
      • bwrit/s: バッファキャッシュからディスク (その他のブロックデバイス) に対する 1 秒あたりの物理的な書き込み件数。
      • pread/s: physio() (raw I/O を参照) 機構 を使用した キャラクタデバイスからの 1 秒あたりの読み込み件数。
      • pwrit/s: physio() (raw I/O を参照) 機構 を使用した キャラクタデバイスへの 1 秒あたりの書き込み件数。
  • プロセス状況
    • ps -ef
      • CPUを消費するデータベース以外のプロセス(バックアップ、印刷キューなど)が走っていないか確認する。
  • ネットワーク状況
    • netstat -na
      • 時系列のアクティブ・コネクション数の増減は妥当か確認する。
    • netstat -s 1 60
      • tcpListenDrop、tcpListenDropQ0、tcpHalfOpenDrop、tcpOutSackRetrans などが発生していないか確認する。
• Oracle
  • statspack(レベル7以上)
  • v$session: 現行セッションごとのセッション情報。
  • v$session_wait: セッションごとのイベント待機情報。
  • v$sysstat: システム全体の統計情報。

[参考書籍]
絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク~データベースはこう使っている (DB Magazine Selection)
ホントは役に立つOracleコマンド管理術 Tech Press (TECHPRESS)

[参考URL]
Oracle Databaseのチューニング
http://www.linux.or.jp/JM/html/procps/man8/vmstat.8.html
http://docs.hp.com/ja/B2355-60104-02/vmstat.1.html
http://docs.hp.com/ja/B2355-60128/sar.1M.html
http://blogs.sun.com/yappri/entry/vmstat
http://h50221.www5.hp.com/cgi/service/itrcforum/production/msg_list_disp.cgi?open_flag=1&mode=2&category=6&msg_id=79341&top_msg_id=79321

*1:データベースファイルの格納先にファイルシステムを使用している場合は bread/s と bwrit/s、raw パーティションを使用している場合は pread/s と pwrite/s を見る。