Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド 11gリリース2(11.2)for Linux B56271-01 に
NTPを使用しており、クラスタ時刻同期化サービスではなくNTPを使用し続けたい場合は、NTP初期化ファイルを変更して-xフラグを設定し、逆向きの時間調整が行われないようにします。 この作業が終わった後で、ネットワーク・タイム・プロトコル・デーモンを再起動します。
これを行うには、Oracle Enterprise Linux、Red Hat LinuxおよびAsianux systemsでは、/etc/sysconfig/ntpdファイルを編集して、次の例のように-xフラグを追加します。
# Drop root to id 'ntp:ntp' by default. OPTIONS="-x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid" # Set to 'yes' to sync hw clock after successful ntpdate SYNC_HWCLOCK=no # Additional options for ntpdate NTPDATE_OPTIONS=""そして、NTPサービスを再起動します。
# /sbin/service ntpd restart
クラスタ用Oracle Grid Infrastructureの拡張インストール前の作業
と書かれていたので、「-xフラグを設定し、逆向きの時間調整が行われないようにします」の意味が気になったので調べてみました。
- -x フラグをつけて nptd を起動すると slew モードになる。
- slew モードにすると、1秒あたり最大で 0.5ms (0.0005 秒) づつ徐々に時間を合わせる。時刻の戻りが発生しない。
ということのようです。