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不器用で落着きのない技術者のメモ

WebSphere MQ の構成要素について簡単にまとめてみた

MQってイメージはメールみたい。FTPのような同期型ではなくメールのように非同期で通信する。キュー・マネージャーというサーバがあって、他のキュー・マネージャーと通信できるし、MQIクライアントとも通信できる。sendmailqmail のような MTA(Message Transfer Agent) に似てるな。ミッション・クリティカルなシステムで使えるようデータ・ロストしないようにするための仕組み(パーシスタント・メッセージ、リニア・ロギング)がしっかりしてるっぽい。

  • キュー・マネージャー:サーバ。たぶん、Oracleインスタンスみたいなもの。
  • メッセージ: ヘッダ + ユーザ・データ
    • パーシスタント・メッセージ: ファイル・システム上に保管。
    • ノンパーシスタント・メッセージ: メモリ上に保管。
  • キュー: メッセージを一時保管するためのデータ構造またはリスト。
    • ローカル・キュー: 自キュー・マネージャーの管理下にあるキュー。
    • リモート・キュー: 他キュー・マネージャーの管理下にあるキュー。
    • 別名キュー: キューの間接的な参照。シンボリック・リンクのようなもの。
    • モデル・キュー: 動的キューのテンプレート。
    • 動的キュー: アプリケーションの要求に応じて生成されるキュー
      • 一時的な動的キュー: アプリケーションが終了したら削除される。ノンパーシスタント・メッセージのみ扱える。
      • 永続的な動的キュー: アプリケーションが終了しても削除されない。パーシスタント/ノンパーシスタントの両方のメッセージを扱える。
    • クラスタ・キュー:
  • チャネル: 通信回線。
    • メッセージ・チャネル: キュー・マネージャー同士を接続するチャネル。1チャネルで1方向にしか転送できない。
      • 送信側
        • SENDERチャネル
        • REQUESTERチャネル
        • クラスター送信チャネル
      • 受信側
        • SERVERチャネル
        • RECEIVERチャネル
        • クラスター受信チャネル
    • MQIチャネル: MQIチャネルとキュー・マネージャーを接続するチャネル。1チャネルで双方向に転送できる。
      • サーバー接続チャネル(SVRCONN)
      • クライアント接続チャネル(CLNTCONN)
  • プロセス定義: キューに何らかのイベントが発生したとき、トリガー機能を使ってアプリケーションを起動することができる。
  • ログ: キュー・マネージャー毎にとられる。
    • 構成
      • 一次ログ・ファイル
      • 二次ログ・ファイル
      • ログ制御ファイル: ログファイルのサイズ・位置などが記録される。
    • ロギング方法


[参考]
WebSphere MQ 入門書 第2回 「WebSphere MQの構成要素」