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不器用で落着きのない技術者のメモ

Oracle Database 11gR2 関連のメモ

  • ASM では MEMORY_TARGET の使用を推奨、最小値は256MB。

自動メモリー管理では、MEMORY_TARGETパラメータによってOracle ASMインスタンスとデータベース・インスタンスの両方のメモリー関連のパラメータが自動的に管理されます。自動メモリー管理は、MEMORY_TARGETパラメータが明示的に設定されていない場合でも、Oracle ASMインスタンスに対してデフォルトで有効になります。MEMORY_TARGETに使用されるデフォルト値は、ほとんどの環境に適しています。これは、完全なOracle ASMメモリー管理を行うために設定する必要がある唯一のパラメータです。Oracle ASMの自動メモリー管理を使用することを強くお薦めします。

MEMORY_TARGETの値は設定せずにメモリー関連の他のパラメータの値を設定した場合、Oracleはこれらのメモリー・パラメータの値に基づいてMEMORY_TARGETの最適値を内部で計算します。データベース・インスタンスの場合と同様に、MEMORY_TARGETはMEMORY_MAX_TARGETパラメータの値まで動的に増やすことができます。

推奨事項ではありませんが、Oracle ASMパラメータ・ファイルでMEMORY_TARGETの値を0に設定するか、ALTER SYSTEM SET MEMORY_TARGET=0文を実行することで自動メモリー管理を無効にできます。自動メモリー管理を無効にすると、Oracleは自動共有メモリー管理および自動PGAモリー管理に戻ります。Oracle ASM SGAメモリーを手動で管理するためにOracle Database 10gリリース2(10.2)の機能に戻すには、ALTER SYSTEM SET SGA_TARGET=0文も実行します。これにより、メモリーベースのOracle ASMパラメータ設定について記載された「ASMパラメータ設定の推奨事項」の情報を使用してOracle ASMメモリーを手動で管理できます。Oracle ASMインスタンスでのすべての自動メモリー管理パラメータの作用は、明記されていないかぎり、Oracle Databaseインスタンスでの作用と同じです。

注意:

  • Linux環境では、/dev/shmが使用できない、あるいは小さい場合、自動メモリー管理は機能しません。詳細は、LinuxおよびUNIXベースのオペレーティング・システム用のOracle Database管理者リファレンスを参照してください。自動メモリー管理をサポートするプラットフォームについては、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
  • Oracle ASMのMEMORY_TARGETの最小値は256MBです。MEMORY_TARGETを100MBに設定すると、MEMORY_TARGETの値は自動的に256MBに増加します。
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56295/asminst.htm#CHDGDJDF
  • MAXLOGFILESはデータベース当たりのREDOログ・ファイルの最大グループ数で、互換性が10.2.0未満の場合、上限値を変更するためにはデータベースか制御ファイルを再作成する必要がある。

CREATE DATABASE文のMAXLOGFILESパラメータは、データベース当たりのREDOログ・ファイルの最大グループ数を決定します。グループの値は1〜MAXLOGFILESです。互換性レベルが10.2.0より前に設定されている場合、この上限値を変更する唯一の方法はデータベースまたは制御ファイルを再作成することです。したがって、データベースを作成する前にこの上限値を十分検討してください。互換性が10.2.0以上に設定されている場合は、MAXLOGFILES制限を超えることが可能で、制御ファイルは必要に応じて拡張されます。CREATE DATABASE文にMAXLOGFILESパラメータが指定されていない場合は、オペレーティング・システム固有のデフォルト値が使用されます。

http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56301/onlineredo002.htm#i1006351