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不器用で落着きのない技術者のメモ

Oracle のコアはあまり変わっていない

ラクル性能トラブルシューチングが難しいながらも易しい理由があります。オラクルがエンタープライズの姿を備えたのがバージョン6(1988年)からと言われます。Undoに基づいた細かい行レベルロックとPL/SQLを支援し始めたのがこの時からです。


なんと20年の間オラクルの核心エンジンはほとんど変化なしに維持されて来ています。Redo、Undo、行レベルロック、Enqueue、Latch、Shared Pool、Cache Bufferなど性能を支配するすべての要素が大きい変化なしに(しかし少しづつ改善されながら)その様子をそのまま持っています。


そのおかげで核心概念に対する理解が優れたら少ない努力だけで専門家的な水準を維持できます。しかし逆さまに言うと核心的な概念に対する理解が十分ではなければ何か勉強し続けてもいつも2%不足な状態になります。

Dion Cho - Oracle Performance Storyteller: オラクルに対する短い考え #16

まだ、自分は浅いところにいるけど、コアはそんなに変わってないと思ってた。
だから今深追いするために読んでいる本は 8i や 9i のものが多い。