ファイルシステムは、コンピュータのリソースを操作するための、オペレーティングシステム (OS) が持つ機能の一つ。ファイルとは、主に補助記憶装置に格納されたデータを指すが、デバイスやプロセス、カーネル内の情報といったものもファイルとして提供するファイルシステムもある。
ファイルシステム - Wikipedia
より正確に定義すれば、ファイルシステムは抽象データ型の集まりであり、ストレージ、階層構造、データの操作/アクセス/検索のために実装されたものである。ファイルシステムを特殊用途のデータベース管理システム (DBMS) と見なせるかどうかは議論があるが、ファイルシステムとデータベース管理システムには多くの共通点がある。
- 作者: Andrew S.Tanenbaum,水野忠則
- 出版社/メーカー: ピアソン・エデュケーション・ジャパン
- 発売日: 2004/12/07
- メディア: 単行本
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1. 大量の情報を格納できなくてはならない
2. それを使用したプロセスが終了しても消失してはならない
3. 複数プロセスが同時にアクセスできなくてはならない
これらの要求に対する解答は、ディスクや他の外部記憶装置に情報をファイル(file)と呼ぶ単位で格納できることである。
(中略)
ユーザの立場では、ファイルシステムの最重要点はそれがどのように見えるか、すなわち、ファイルがどのように構成され、どのように名前を付けられ、どのように保護され、どんな操作が許されるのかといったことである。記憶装置の空き空間を管理するために連結リストが使われているのか、ビットマップなのか、論理ブロックにセクタがいくつあるのかなどといった詳細については、どうでもよい(もっとも、これはOS設計者にとっては大変重要なことだ)。